2010年度

本年度スローガンslogan

ご挨拶greeting

第48代理事長

福田 基博

人は、深くやさしく、温かいもの、人は知と義と礼を交わすもの、人と共に心を配り、心を満たし、育てていくものです。

我に返り、我を思い、我なりに考える。自己責任、責任ある大人、自立した社会人。

自らを個にすることで自己の価値と自己の尊厳を形成し得るものであれば、人は集い言葉を交わすことはありません。

多くの人と言葉を交わし、共に至誠をもって言葉を聞き、努力と心配りをする。

限られた時を与えられた青年には人と共に自己の心を育てる機会があります。

日常、心配ることなく通過するまち、誰が作るでもなく誰が止めるでもなく今日までまちは生きています。

まちに気持ちある深い心をもって目を向け、まちの声を聞き、伝統を重んじ至誠を尽くす機会を創造する。

限られた時を与えられた青年にはまちと共にまちに導きたる道を造る機会があります。

時、場所、環境や情報すなわち在に、私たちは自然と流れ、その時々に応じ今を存在しています。

この時、誠を尽くす時。 この処、誠を活かす処。 この者、至誠をつくして育む者。

限られた時を与えられた青年には、その時々に在る場所や環境に否を持つことなく無限に活かすために至誠を尽くして行動し向き合うことで、胎動させる機会があります。

スローガン「未来責任」「人・まち・存在至誠天に通ず」とし、今を生きる我々だからこそ、これから来る者のために、魅力と存在感ある姿を導き出し、まちに必然とされる先導者たる青年、人としての礼節を備えた青年、人を受け入れ人に至誠を尽くす青年を志したいと考えます。

この志を理想や目標とせず、実現する為に私たちは、青年団体の活動として個々に依存することなく進み続けることを方針とします。

伝統と歴史ある青年会議所は、深い温かい心を持った人として、まちに向き合い、まちに声をかけ、今ある存在に関りと交じり合いを持ち、多くより信頼され信用される類稀なる存在として期待に沿うべく団体として動き出します。

この時代に青年会議所が、人やまちに求められるだけの存在として新たにあり続ける為に多くの試練や犠牲を伴うことも未来責任として刷新を断行します。

人を知り、叡智を集め、地域で求められる団体として限界を知らない行動力と勇気をもって挑戦していきます。

青年会議所でなければできないことを、人・まち・在今後来る者たちへ未来をつなぐ為、私達だからこそできる活動を進めていきます。

自己を尽くしてその時々を有意義に効果的に価値ある生き方に向かうために・・

「仁」slogan

自らがやさしさを持って、厳しく行動する。

青年会議所で心地良さだけを求め集うのであれば、その時々は良くとも、人より求められる存在とはなりえない。

己を律し、社会的にも地域にも、存在感のある人として生きるためには、他へ向けては多くのやさしさと思いやりを持って接することのできる心構えと表現が重要と考えます。

自我を他へ押し付けず、他に対し温かみに溢れた‘仁’(おもいやり)を持ち、人と向き合い、言葉を交わし、顔を接すること、心穏やかに社会に生きる私たちの道だと考えます。

「義」slogan

私たちは人として節‘義’(せつぎ)を持ち、いわゆる人間の筋道、大人としての行動や協調を持ち、まちと、地域の方々、未来を担う子供たち、心帰る場所家族へ、社会に誇れる青年たる姿を示し、志高い節義ある青年であり続ける。

志高い節義ある青年は次から来るものへの道しるべとなります。

今のまま、今の道理が明日からの未来や希望を示すものではありません。

自論と自評は無骨なり、節操をわきまえ正道を進むのが青年の姿であるべきです。

「礼」slogan

社会に出た青年は、道理・人としての行うべき姿に従うこと。

若いわれらが年長者、経験者へ如何なる持論をぶつけようともたったひと時の自己満足でしか過ぎない。

たった1度の誰からも評価されない勝事に酔う私たちであってはならない。

人に尽くし、人から学び、人へ近づく、全ては私たち青年の使命は学ぶことであり、人を青年が抑えるものであってはならない。

品性をもって‘礼’(れい)を尽くす、社会で生きるわれわれの心構えである。

「智」slogan

地域・人・時には多くの機会があり、物事の多くを悟り、備え、青年らしい判断ができる存在として私たちは、まちに必要とされる青年を目指すことが求められます。

多くの人から叡智(英知)を期待され、青年としての‘智’慧(ちえ)をこの町の為、未来の為に活かし、青年だからこそ残さなければならない未来への道を行動をもって築きあげることが私たち青年会議所のあるべき姿で、期待への未来責任だと考えます。

「忠」slogan

集いし仲間や、諸先輩方、まちに無節操なへつらいするもの、自論を他の声も聞かず組織化し正当化するもの、弱者が如く追従の手段でその仲間であり続けるものは、この地域から期待される青年会議所に属することで自身と未来とまちを愚弄していることに気づかないとならない。

裏表なく心の中に偽りを持たず、友・集い・人・まちに青年として‘忠’義(ちゅうぎ)をもち、人との新たなる交流、町の発展を願う夢、未来感を語り実現するべく導くことが、忠義をもつ青年には実現できると考えます。

「信」slogan

私たちは、青年が心をつなぎ、集い、目的を持ち、育て、そして友と志を一つにして進む機会を持っています。

虚偽を持つこと、偽言を使うことに意味を満たされることのない集いです、自己の主張も、強権力も、集いし友には空を得るものです。

心つながり信じあう青年は、人、まち、地域、今からくる未来を‘信’(しん)じ、前に前に止め処もなく向かうこと、その姿は、強さと温かさと、湧き上がる熱い心を持つことで人を動かす力となりえるものだと考えます。

「孝」slogan

私たちが集うことは、個々の英知を活かし夢を大きくより大きく膨らませ、あたらしいことへ進む糧となると考えています。

歴史や仕来りに従うだけでなく工夫を張り巡らせ、挑み、他への交流をもってあらたなるものを考え導き出す。

まちに無くてはならない青年としてあるべきなら、より多くの英知を持って未来に繋がる希望を導き出すことが求められます。

自己の研鑽と修練をもって未来への道しるべに対し‘考’(こう)をなすべきであります。

「悌」slogan

同じ時を過ごし、同じ志を抱いた者は、立場や生まれ、処変われども、心の強いつながりは離れることはない。

青年会議所に居ることに深い意味と機会を察し、ここにある歴史や経験、勇姿と真髄を私たち青年は後世へ受け継ぐことが、普遍的な師‘悌’(してい)関係により時代を超え受け継がれます。

「勇」slogan

私たちは人を信じ、同じ志をもつことで、地域のため、未来と夢の実現のため、我々が集い挑むには、今後いかなる苦悩や試練に当たろうとも、いつでも心穏やかに平静さをもち、何事からも心かき乱されない強い意思を持ち続けることが必要です、そしてその意思を実行することが青年の心に刻む‘勇’(ゆう)であります。

私たちはその勇気を育てとどまらない運動に出るために今・ここに在るのだと考えます。

「和」slogan

調和や、協和、平和と、許すべきことを受け入れ、共に過ごすこと、それも和である。

私たちはそこに人の和、すなわち今を生きる我々が集う心の調和だけでなく、過去から未来へ、人と人との心の‘和’(わ)を伝播することが必要だと考えます。

私たちは未来への責任として人と人との大きな和を導くことに動き出します。