本年度スローガンslogan
ご挨拶greeting
第60代理事長
木林 智信
2022年度一般社団法人小野田青年会議所 第60代理事長の職をお預かりします 木林 智信と申します。
どうぞよろしくお願いいたします。
本年度はスローガンを『共鳴~継往開来を重ね、豊かな未来を切り拓く~』と掲げさせていただきました。
共鳴とは、一つが音を出すと他も同様に音を広げていくという現象のことです。
小野田青年会議所の影響を伝播させていくためにも、まずは我々が声を出し、しかる後に多くの方々と手を携えて、山陽小野田市を明るい豊かなまちにしていきたいという想いを込めました。
1963 年より諸先輩方の情熱と活動により連綿と受け継がれてきた小野田青年会議所は、本年で59 年目を迎えます。また、世界は With コロナの時代へと突入します。
当青年会議所にとっては、まさに転換期の年となりますので、本年は、60 周年という節目に向けて今一度原点に立ち返ると共に、未来へと大きく歩みを進めて参ります。
変化の多い年になるかと思いますが、変化に対応できるしなやかな組織運営を行ってまいりますので、皆様方におかれましては、変わらぬご指導ご鞭撻をよろしくお願い申しあげます。
はじめにIntroduction
一昨年より続く新型コロナウィルスによる影響は、なかなか終わりが見えず、長く続く状況の変遷に暗中模索の状態が続いております。2021年には、オリンピック・パラリンピックも無観客で開催され、企業や団体は感染拡大防止の社会的責任と、自身の信念や活動との狭間で、難しい判断を迫られ続けています。
そのような環境の中で、1963年より諸先輩方の活動と情熱によって連綿と受け継がれてきた小野田青年会議所は、59年目の年を迎えます。時代はまさに転換期であり、60周年を前に我々は今一度組織として原点に立ち返るとともに、継往開来の精神で未来を創造していかねばなりません。
組織には、不変の部分と可変の部分があります。その両者を見定めつつ、環境の変化に対応し、これから先も未来への先導者として頼られる小野田青年会議所を目指していかなければならないと私は考えます。
ひとりでは、ひと団体では難しいことも、他と手を携えることで可能となることは多くあります。多くの人や団体と共鳴を起こすことで、これから先の豊かな未来を切り拓いて参ります。
地域に頼られる団体へfirst
青年会議所のあるべき姿とは、青年らしい大胆で斬新なアイデアをもって、まちに対して連続的に挑戦し、働きかけていくことであると考えます。しかしながら、そこには時代背景もありますし、昨今の新型コロナウィルスの影響ような環境の変化もあります。それ故に、我々には時代に即した考えや発想が求められます。
時代や環境を考え、世の中の良いところも悪いところも、すべてを飲み込みつつしなやかな活動をすることが必要です。 また、デジタル化が進み、現地にいなくても仕事や活動ができる時代が来つつあります。どこにいても仕事ができ、定住することができる時代になっても、人々から選ばれる山陽小野田市であらねばなりません。そのためにも地域資源を発掘或いは活用しながら、帰属意識や愛着心、郷土愛を促進することで、人の心の更にその奥へアプローチしていく必要があると考えます。
青年会議所活動は水面に波紋を広げる最初の一滴であるべく行動しなければなりません。わがまちを愛し、明るい豊かなまちの実現には何が必要なのか、何をすべきなのかを常に考え、行動する必要があります。市民や関係諸団体を巻き込んだ運動を起こすことで、まちづくりの輪を広げ、その姿を継続し続けることで、我々は頼られる存在へなっていくと考えます。我々の存在こそがまちづくりであると、そう言える活動を目指して参ります。
まさかの時の友こそ真の友second
日本は災害大国であり、地震や台風、豪雨などの災害によるニュースも毎年のように報道されています。我々にとってもそれは他人事ではなく、いつわが身に降りかかってきてもおかしくはないものです。災害が起きた時こそ、自分や周りだけではなく、まち全体としてフォローアップしていく体制が求められます。
小野田青年会議所や関係者には多種多様な業種の人間が多くいます。そういった力を結集しつつ、関係団体と手を携えながら迅速に行動しなければなりません。わがまちの市民のため、企業のため、経済のためにも一日も早い復興、復旧が行えるよう態勢を整える必要があります。 災害とはまさかの時です。まさかの時に他者と連携しつつ迅速に行動できてこそ、山陽小野田市にとって掛け替えのない団体になれるものと考えます。
しなやかな組織づくり
会員づくりthird
しなやかさとは、変化に対応できるということです。「柳に雪折れなし」といいますが、変化に対応できるしなやかな会員、そして組織を創りあげることが、これからの小野田青年会議所には必要であると私は考えます。
小野田青年会議所の60周年や新型コロナウィルスの影響など、これから我々が直面するであろう課題は多くあります。また社会の在り方やシステムも変わっていくでしょう。故に、芯をしっかり持ち、多くのことを素早く取り入れながらしなやかに進んでいく人材がより強く求められます。
青年会議所活動を活発に行うことにより、まちづくりとひとづくりの好循環を成し、まちづくりを通して、見えてくる課題や問題を解決することで、他の団体では得ることのできない小野田青年会議所独自の学びを得ることができ、価値ある存在として社会で活躍できる人材を育成します。
また、組織においても変化しなければならない時期に来ています。昨年度から事務局員を外部の方に依頼するのではなく、内部に事務局長の役職を設けています。必然的に会員が事務局の仕事をすることになり、内部に影響が出てきています。事務局関連の問題を含め、効率的に作業を行うための、組織としてのシステム作りが急務となります。
以上挙げたように、取り組まなければならない課題は多く、時間は限られています。社会情勢も環境も自分自身の状況さえも刻一刻と変わっていきます。だからこそ我々は常に変化し、適応していかなければなりません。
共に切磋琢磨できる人財の発掘fourth
山口ブロック協議会でもLOM数が減少するなど、全国的にも会員数の減少が問題となっておりますが、小野田青年会議所も例外ではなく、会員拡大は早急にかつ継続的に対応していかなければならない重要課題です。
青年会議所には年齢制限があり、組織内の代謝を活発にすることで、様々な特色のある運動をしていくというのも魅力の一つです。しかしながら、その魅力を発揮するためにも新たな仲間が必要となります。
我々の運動に共感し、その運動に加わってくれる仲間が増えれば増える分だけ、切磋琢磨できる環境が増え、「明るい豊かな社会の実現」に近づきます。引き続き、会員拡大を重要課題と捉え、会員一丸となって取り組んで参ります。
積極的な情報発信fifth
昨今は、長年お世話になっているメディアはもちろんのこと、ウェブサイトやSNSなど自発的に情報を発信できるツールが多くあります。取捨選択しながら、より効果的な情報発信を目指して、努力と検討を重ねていかねばなりません。
小野田青年会議所は創立より「明るい豊かな社会の実現」のため、地域で様々な活動を行って参りました。我々にとってまちや人々の理解は欠かすことのできない大切なものです。積極的に情報発信をすることで、我々への理解や認知に努め、我々が行う運動の輪をさらに広げていけるよう取り組んで参ります。
最後になりましたが、2022年は5年ビジョンの集大成の年となります。中期ビジョンである「未来への先導者として頼られる小野田JCを目指して」活動を丸1年使って行うことのできる最後の年です。共に学び、切磋琢磨しながら充実した一年にして参りましょう。
「共鳴」とは一方を鳴らすと、他も音を発する現象のことです。多くの人々に我々の影響を伝播するために、まずは我々が音を発さなくてはなりません。新型コロナウィルスの蔓延やそれに伴う影響など、課題は多く、会員としても、一青年経済人としても悩める時期であると思います。このような時こそ、継往開来の精神で、豊かな未来を、望む未来を、共に切り拓いていきましょう。