2019年度

本年度スローガンslogan

ご挨拶greeting

第57代理事長

田代 雅一

1949年、「新日本の再建は我々青年の仕事である」という使命のもと明るい豊かな社会の実現を理想とし、志高い青年達が立ち上がり日本の青年会議所活動は始まりました。

我々のまちにもその機運は高まり、1963年、小野田青年会議所は日本で251番目の青年会議所として誕生し昨年、創立55周年を迎えることができました。

まずは、今日まで長きに渡り「奉仕・修練・友情」の場を創り続けながら創始の精神を連綿と受け継ぎ、このまちの発展のために情熱を燃やし続けてこられた諸先輩方に心から感謝申し上げるとともに、その意思を引き継ぎこのまちに存在し続ける価値のある組織としてJC 運動を継承していくことが我々の使命であると考えます。

2019年度小野田青年会議所は全会員が活動を通して感動し、共感し、議論を交わし、一喜一憂しながら活動していくことで友情や信頼を育み、人と人を繋ぎ、こころとこころをひとつにしてまいります。

地域で必要とされる団体へfirst

地方自治、地域が主役の時代といった言葉が叫ばれている今日、このまちに住み暮らす私たち一人ひとりが、まちづくりの主役であるという考えのもと行動することが求められる時代であると考えます。そのような時代において、私たち小野田青年会議所が地域から必要とされる団体であるために、自らが能動的になり、青年らしい斬新なアイデアを出し、まちづくりにつながる取り組みに挑戦していく必要があります。

その挑戦の連続こそが、青年会議所のあるべき姿であり、市民の意識変革を促す大きな力となります。

我がまち山陽小野田市の将来を担う人財の育成や創出、山陽小野田市の発展の一助となるまちづくりの輪を広げ、青年らしい行動力を活かし、市民や関係諸団体を巻き込んだ運動をすることで、無くてはならない団体へと成長して行きます。

私たちは、このまちの更なる輝く未来を切り拓くためにも、地域活性化に向けた取り組みを青年としての英知と勇気と情熱をもって全力で行動していきます。

切磋琢磨できる仲間の増強second

全国の各青年会議所も会員数の減少が問題となっていますが、小野田青年会議所も例外でなく先送りが出来ない大きな問題となっています。

経済状況の悪化や人口減少に関しては一朝一夕で解決出来る事ではありませんが、果たして会員数減少の要因はそれだけでしょうか。

40 歳までの限られた時間の中で活動し、次の世代に運動をつなげていく上で、会員拡大は青年会議所運動を展開するための生命線であります。

様々な活動を通じて真のリーダーとなったそれぞれの会員が、市民の意識改革を促すことで、より力強い運動が実現されます。

日々の生活や活動の中で関わる人たちに対して、会員一人ひとりが青年会議所活動で得た「気づき」や「学び」を発信し続けることが必要です。

「明るい豊かな社会の実現」という理念のもと、地域のため、未来を担う子供達のために運動を展開してきました。

価値観を共有する青年が一人増えれば、その分だけ「明るい豊かな社会の実現」に一歩近づけます。

会員の拡大を最重要事項と捉え、小野田青年会議所が心をひとつにして将来を見据えた会員拡大に取り組み、会員の資質向上の為に会員が切磋琢磨し組織力を高めて多くの仲間とともに課題の解決に取り組んで参ります。

仲間を思いやれるひとづくりthird

全ての会員一人ひとりは限られた時間の中で、自分の時間を使ってJC運動を行っています。

すべてのJC運動は、個で行うものはなく組織で行うものであり、自分の時間を割き、他人の時間を頂きながら、活動を行っているものだと考えます。

それは、そこに参画する人、しない人、出来ない人を問わず全ての人が、その責任を抱えている、それが青年会議所の運動だと考えます。

自分の時間を割くということ、他人の時間を頂くということは、この思いやりから成る行動は、各々の信頼関係を深く築き、素晴らしいJC運動のきっかけとなることを確信しています。

我々、小野田青年会議所会員は、仲間を思いやれるJAYCEEを目指して参ります。

積極的な情報発信fourth

小野田青年会議所は長年、地域のために様々な運動を展開してまいりました。

私たちの運動を地域に広げ、理解していただくためには情報の発信を欠かすことはできません。

情報化社会が発達する中で、S NS やメディアなど様々な手法を活用して私たちの運動を地域に発信してきました。

しかし市民にとって私たちの活動、運動の認知度はいまだ十分とは言えません。

私たちの運動が私たちの自己満足で終わっていないか、目的や理念が正しく市民に伝わっているのか再確認しなければなりません。

そのためには、地域社会が抱える問題について背景を考え、その問題の本質を明確に捉えて、地域社会に対して我々ならではの運動を発信することが重要です。

さらに、魅力に溢れ、地域社会から信頼される組織へと進化するためには、私たちの運動を一方的に発信するだけでなく、私たちも市民の声に耳を傾け、私たちが地域社会の問題や課題にアンテナを張り、問題解決のための取り組みをしていかなければなりません。

そして会員一人ひとりが運動の発信者であると意識を持ち、地域の中で本気で行動していかなければなりません。

やがてその行動は、市民、行政、各種団体に対し、青年会議所で推進する運動に共感していただくことができ、地域に頼られる組織となるのです。

今一度会員全員が、長年培ってきた人とのつながりや、SNS、メディア等を活かし、さらに新たな発信について情報を収集して地域を巻き込んだ運動をして参ります。

感動は運動の原動力finaly

ひとを動かす原動力は、ひとのこころを動かすことからはじまります。

ひとが感動するということは一人では成立しません。

ひとが感動するとうことは、自分が他者をおもうことから成るもの、他者のおもいから成るもの、また、それを共に分かち合うことから成るものであると考えます。

ひとはこころが動かされることで行動し、さらにそれが能動的に連鎖すれば、大きな運動の原動力となります。

小野田青年会議所は、故郷を想うことを運動の根源とし、感動主義のJC運動を発信していきます。

最後になりますが青年会議所に入会し、多くの方々に支えられ、様々な経験をさせて頂きました。

その経験が、今の私を形作っています。

諸先輩方から頂いたものを、これからのメンバーに引継ぐ責任の重みを噛み締めながらも、常に明るく前進することを念頭に邁進してまいります。一年間ご指導ご鞭撻をお願い申し上げます。