本年度スローガンslogan
ご挨拶greeting
第533代理事長
畑 史善
新年あけましておめでとうございます。皆様方におかれましては、新しい年を健やかにお迎えのことと心からお慶び申し上げます。
平素より、当青年会議所運動に格別なるご理解とご協力を賜り厚く御礼申し上げます。さて本年度はスローガンを探求~限りある今限りない未来へ向けて~と掲げさせていただきました。一度しかない人生のこの貴重な青年期に私たちは青年会議所を選択しました。
時には多くの時間とお金も使います。またそこには会社、家族等多くの支えがあります。だからこそ私たちは明るい豊かな社会の実現に向け全力で取り組む必要があります。
本年度は、本スローガンのもと青年会議所について数多く学ぶ機会を設け、例会やひとづくり・まちづくり事業を通じ、このまちの明るい未来に繋がるよう、何事も深く突き詰め行動して参ります。そして会員の成長と共にゆるぎない信念を兼ね備えたJAYCEEになれるよう尽力して参ります。
引き続き2015年度一般社団法人小野田青年会議所へのご指導ご鞭撻のほど宜しくお願い申し上げます。
結びとなりますが、本年も皆様にとって素晴らしい1年となりますよう心からご祈念申し上げ、年頭のご挨拶とさせていただきます。1年間どうぞよろしくお願い致します。
はじめにIntroduction
私は28歳になった2006年、小野田青年会議所に入会させていただきました。その間リーマンショック、東日本大震災という大きなショックに遭遇し、そして今日本はアベノミクス、東京オリンピック招致決定等の効果により、日本は20年にも及ぶデフレから脱却しようとしています。
高齢社会問題、医療・年金問題、国・地方の財政問題と多くの課題を抱える日本。経済のグローバル化が加速し、SNSによる情報が目まぐるしいスピードで進化する中で、わずか数年、数ヶ月でそれまでの社会構造や、人々の考え方が大きく変貌してしまう激流の中を私たちは生きています。
私たち日本人の生活は豊かであります。しかし、急転直下ともいえる不安定な世界情勢、環境変化のスピード、日本における多くの難題から、未来への不安もぬぐえない、そんな混沌とした時代であるといえるのではないでしょうか。
このような時代の中で私たち小野田青年会議所が価値ある存在として期待される青年会議所となっていくためには、2013年に制定した小野田青年会議所5年ビジョンを各自が認識し、会員同士がお互いを高めあい、ゆるぎない信念をもって積極果敢に行動することが必要と考えます。
今この時を大切にfirst
今一度、今の置かれている自分の立場を見直そう。経営者、二代目、サラリーマン。青年会議所活動に取り組みやすい環境にあるもの、そうでないもの、立場は様々ありますが、青年会議所に入会した以上、今よりも成長した自分の姿を地域、会社、家族に見せてほしい。
その為にも、多くの機会に自らが率先して参加し、個々が修練を重ね、会員同士が切磋琢磨することにより己を磨き続けることが必要です。また徹底して『他』のために尽くすことがそのまま自分の利益となるという『自利利他』。自分ためだけでなく、常に相手のことを考え、相手にも成長してもらいたいという利他の精神を持って接することで、会員同士の絆を深めてほしいと強く願います。
私たちはこの20~40歳という青年期の貴重な時間を青年会議所と過ごしています。
二度とないこの時を大切にし、数ある学び舎の中から青年会議所を選んだのなら、青年会議所の思想、伝統を信じ、精一杯、前を向いて進んでいきましょう。あなたの成長がこのまちをより豊かに、魅力溢れるものにしてくれるはずです。
地域の礎となる人材の育成second
青年会議所なくして今の自分はない。自分の足りない部分を気付かせ、成長させてくれたのは間違いなく青年会議所であると強く断言できます。明るい豊かな社会の実現に向け汗、そして時には涙する先輩達の姿を見て、内向的だった私は大きく変わることができました。
会員には多くの出会いと成長の機会を大事にしてもらいたい。そして私たちが青年会議所を通じて方向性を見失わず、大きく成長するためには、青年会議所の理念や目的を真に理解し、これまで諸先輩方が築きあげてきた歴史と伝統を学び、より郷土愛を醸成していく必要があります。
現在、小野田青年会議所には会員歴5年未満の会員が過半数を占めています。会員歴は埋めようがない事実ではありますが、経験については多くの研修を積むことでその溝は埋めることができます。
そこで本年度は今まで以上に会員研修に力を入れ、会員の資質向上に努めてまいります。会員歴の浅い会員の成長を小野田青年会議所の大きな躍動へと繋げ、小野田青年会議所を根底から支える人材を育てていきます。
次代を担う自立した青少年の育成third
これまでも小野田青年会議所はまちづくり・ひとづくり運動として、このまちの未来を担う青少年の育成に取り組んでまいりました。
まちづくりはひとづくりからといわれるように、活力のある、魅力あふれるまちづくりを実現するためには、私たち地域住民が地域の課題・問題について自らのこととして捉え、前向きに考え行動できる人材を育成することが必要と考えます。
自分たちのまちは自分たちが作るという意識を持ち、そしてこのまちを愛することのできる人材になってもらいたい。その為に子どもたちは、小さい頃から人として基本的な人間性・社会性を育み、主体性をもち、思いやりの心などの健全な心身を育てる必要があります。
子どもたちが共通の体験を通じて、自らが考え行動し協力することで多くの学びを得、人と人との繋がりの尊さを感じ友情を育み、子どもたちの視野を大きく広げることで、このまちの礎となる青少年を育んでまいります。
結びに~ゆるぎない信念の確立~finaly
仕事、青年会議所、何事においても地域で先駆けて行くには、確固たる自分、信念を持つことが必要と考えます。すでに自分の中に信念を持っている人でも、この青年会議所という学び舎の中で成長を重ねることで、更なる信念、新しい自分の姿を見つけることができると考えます。
信念を持つことは並大抵の事ではないですが、青年会議所について深く学び、例会や事業を深く突き詰め行動に移せば、きっと信念というべきものが見えてくるはずです。
そしてその積み重ねがゆるぎない信念を形作ると考えます。私はこのゆるぎない信念を持つことが、まち、そして小野田青年会議所の未来に繋がると確信しています。
一度しかない人生のこの貴重な青年期の一部に私たちは青年会議所というものを選択しました。だからこそ選んだからには、中途半端なことはせず、全力で青年会議所に取り組んでもらいたい。
探求~限りある今、限りない未来へ向けて~
今しかないこの時を大切にし、何事も深く突き詰め、行動していきましょう。信念を持った私たちの行動が明るい豊かな未来の実現につながることを信じて。