2009年度

本年度スローガンslogan

SUNRISE はじめにgreeting

第47代理事長

穐本 真一

社団法人小野田青年会議所は、1963年に創設し、本年度で46年を迎えます。

創立以来、その時代、その時代に合わせ一貫し「明るい豊かな社会」を築き上げる為に、様々な形でまちづくり、ひとづくり活動を行って参りました。

さて、2009年度は『仁心』とういうスローガンを掲げさせて頂きます。

仁の心、つまり、思いやりの心を持って活動しよう。そして、思いやりの心で未来を変えていこうと考えます。

今の小野田青年会議所にとって、いえ、この山陽小野田市にとって一番必要なのが仁心ではないでしょうか。

何をしても人任せになっている気がしています。

自分は関係ないから良いだろうではなく、自分のことは勿論、相手のことまで考えることが大切であると考えます。

我々はこのまちのオピニオンリーダーとして、思いやりの心を持ち、この混沌とした世から抜け出し、夜明けの年となるよう、『修練』『奉仕』『友情』の三信条を基に優しく、そして力強く活動して参ります。

誰が為(タガタメ) まちづくりslogan

今年で山陽小野田市が新市となり4年が経ちます。

それに伴い、本年は、市長選挙と市議会議員選挙が開催されます。

そこで、(社)小野田青年会議所として、山陽小野田市長選挙においてのマニュフェスト型公開討論会を実施する意向です。

ご存知の通り、青年会議所は、選挙活動は行えません。団体として常に公平中立な立場でいなければいけません。

よって、候補者の為ではなく、市民の為にまちづくり事業として開催致します。

このまちの未来のことを真剣に考え行政任せではなく少しでも住んでいる我々自身がまちのことを考えて行きましょうと市民に対して訴え、そして共にこのまちの将来を考えるということを目的にJC運動を行って参ります。

市民の代表として公正な立場で活動できるのはJC意外ないものだと考えます。

誰の為でもなく、我々のまち(山陽小野田市)の為に思いやりの心を持って活動して参ります。

HERO ひとづくりslogan

『思いやり』とはどんな意味なのでしょうか。

人を思いやるとは、人を可愛そうに思うことや哀れみ悲しんであげることではありません。

可愛そうだなと思ったなら、手を差し伸べることを思いやりといいます。

困った人がいるなら、手を差し伸べてあげる。

行動に移してこそ、初めて人を思いやると言えるのです。

我々が目指すJAYCEEとは、困った人に手を差し伸べ助ける姿であると考えます。

つまり、自分のことだけを考えるのではなく、自分以外の人のことも考えることが出来るような人づくりを行って参ります。

自分は自分、人は人であると利己的に考える風潮が強まっている昨今、その考えが、無差別殺人などの凶悪犯罪や政治・企業の偽証問題などを引き起こしている要因だと考えます。

この様な社会で、まともな教育など望めるはずもなく、子供達の正しい人間形成など出来るはずはありません。

また、今の自分達が存在しない未来の世界に対しても思いやりの心を持つべきです。

地球クラスで言えば、環境問題かもしれません。

また、JCでいうと、会員減少問題かもしれません。

今の問題を先の人に考えてもらうのではなく、今自分達が出来ることを考え、未来のことを思いやりながら自分達の出来ることをする。

その思いやりのこころが大切ではないでしょうか。

我々は、地域のオピニオンリーダーになるべく、日々、自己修練を行っています。

今こそ思いやりを持った地域のHEROになるべきだと考えます。

GIFT 友づくりslogan

多くの友と出会えることもJC活動の魅力の一つです。

ですが、入会すれば、親友が出来るかというとそうではありません。

では、どうすれば友が見つかるか。それには、真剣にまちづくり・ひとづくり等のJC活動を行うことです。

お互いが本気でぶつかり合い汗を流せば、必ず友に巡り逢うことが出来るのです。それも生涯の友です。

また、JCの魅力の一つに、LOM内に止まらず、ブロックに地区に日本にと友情の輪を広げていくことが出来ることだと考えます。

よって、会員には、積極的に活動してもらい一人でも多くの新しい友を見つけてもらいたいと考えます。

また、会員拡大を行うことにより、より一層多くの仲間・友を増やしたいと考えます。

JCにとってのGIFT(贈り物)とは、本気で活動を行った者にのみ与えられる友なのです。

しるし JCの存在理由slogan

我々、(社)小野田青年会議所は昨年創立45周年の節目を向かえました。

改めて先輩方が積み重ねてこられた想いを感じることができた年でした。

ですが、JCしかない時代からJCもある時代への移り代わり、他団体の出現によりJCの存在意義に危機感を唱える声をJC内部からもよく耳にします。

明るい豊かな社会を実現する為に、再び、我々の存在理由が問い直される時期にさしかかっているのではないでしょうか。

何故このまちに青年会議所が必要なのか、何故自分は青年会議所活動を行っているのか、今一度問い直すことが重要になってくるのです。

その為には会員各々が、常に目標を持ち活動を行っていかなければならいなと考えます。

すなわち、JC活動とは、手段であり、目的ではないのです。

JCに入会していることが目的ではなく、『修練』『奉仕』『友情』どれを目標にしても構いません、各個人が明確な目的を持ち日々活動を行って行かなければ、明るい豊かな社会など実現出来るはずがないのです。

また、いよいよ、公益法人制度改革が始まりました。

この改正は現在の社団法人よりも、透明性の高い仕組みの構築を目指して行われ、より一層の開示性、透明性、公共性が求められる事となります。

つまり、我々は団体としても、何の為にJC運動を行うのか、設立目的や存在意義など根本的な問題を正面から検証し、この問題に取り組んで行く必要性があります。

我々は小野田青年会議所会員であるというしるし(証し)を胸に五年先に向け明確な答えを出すため、創立50周年に向かい歩を進めます。

終わりなき旅 最後にslogan

『終身斉家、治国平天下』という言葉があります。

天下を治める基本はまず、個人の身の修養から始めること。

すなわち、自分の身の行いを立派にし、自分の家族、家庭をうまくと斉え、自分達の国を上手に治め、天下を平和にする。

この言葉のごとく「明るい豊かな社会」を目指す我々としては、先ずは自分自身の成長が優先である、つまり、最も修練が大切だと考えます。

その目的を追行する為には、先ずは、自己の意識を変え、教養を高め、誇りを持ち、元気に活動していくとこが重要になるのです。

また、いまだに先行き不安定な日本経済の中、JC活動を行う状況としては大変厳しい状況であります。

この状況においては、斉家、つまり、家庭・仕事をしっかりとしていく事が、目標を達成する為には不可欠であると考えます。

仕事が不安定で、また、家族のサポートなしではJC活動はできません。

その為、JC・仕事・家庭のバランスを良く考えながら日々の生活を送ることが大切だと考えます。

以上の想いのもと本年度は活動して参ります。修練に終わりはありません。人生最後まで勉強です。我々の終わりなき旅はまだまだ続きます。

少数精鋭ではございますが、会員一同、このまちを愛し、『仁』の『心』を持って一年間邁進して参ります。

一年間よろしくお願い致します。